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1:素人コーチ
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2018/10/13 (Sat) 20:33:13
host:*.spmode.ne.jp
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続けてすみません。もうひとつ気になることがありますので質問させて頂きます。
セットポジションの軸足の位置です。軸足は投手板に触れているのですが触れているのは足半分です。踵は触れているが爪先が離れている状態です。
セットポジションの軸足の位置としては問題ありませんが、この軸足の位置だと投球動作の途中で投手板から完全に離れてしまう。だから紹介の軸足の置き方はNG。
この内容は審判講習会で教えて頂きました。以前から気になっていたのですが、何故NGなのか規則書から読み取ることが出来ませんでした。しかし講習会の指導に間違いがあるはずはないと特に気にしていなかったったのですが、心配になりました。
この軸足の置き方はOK,NG?
ご指導宜しくお願いいたします。
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2:審判大好き
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2018/10/14 (Sun) 09:01:11
host:*.dion.ne.jp
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素人コーチ様
審判大好き、です
興味深い質問ですね。
一緒に勉強をさせてください。
素人コーチ様のおっしゃる足の位置は右投げならば三塁側に立ち、
右足踵をプレートに乗せている状況ですね。
そこから自由の足の左足を上げて前に出して、右手を振りだすと、軸足の右足の踵が浮いてプレートから離れる。
このような状況ですか。
であれば問題無いと思っています。
理由は軸足の踏みかえではなく、
一連の動作との判断です。
一緒に回答者様のご意見を待たせて下さい。
宜しくお願いします。
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3:素人コーチ
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2018/10/14 (Sun) 11:59:31
host:*.spmode.ne.jp
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審判大好きさま、ありがとうございます。
野球規則書P13、良い例として紹介の軸足の位置が図示されています。この姿勢から軸足を投手板に触れた状態で投球することはまず不可能です。と言うことは、審判大好きさまのコメントが正解ですよね
。
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4:審判部 小川
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2018/10/14 (Sun) 22:26:42
host:*.zaq.ne.jp
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こんにちは 審判部の小川です。
素人コーチさん こんにちは
>この軸足の位置だと投球動作の途中で投手板から完全に離れてしまう。だから紹介の軸足の置き方はNG。
>この軸足の置き方はOK,NG?
結論から申しまして「NG」です。
上記の審判講習会での内容どおりです。
>何故NGなのか規則書から読み取ることが出来ませんでした。
「投球動作の途中で軸足が投手場板から離れたから」です。
定義 38 ILLEGAL PITCH「イリーガルピッチ」(反則投球)
(1)投手が、投手板に触れないで投げた打者への投球、(2)クィックリターンピッチをいう。
走者が塁にいるときに反則投球をすれば、ボークとなる。
上記(1)に抵触します。
(1)は「投手の手からボールが離れるまで」と言うのが、アマチュア規則委員会の規則解釈です。
(現実的な事はさて置き、あくまでも規則解釈です。)
審判講習会での内容にちょっと補足をさせて下さい。
>この軸足の位置だと投球動作の途中で投手板から完全に離れてしまう。
この文言を少し補足しますと
講習会では「軸足の踵側半分 NG」としてますが「常識的な範囲」としての指導です。
(投球動作中に軸足が投手板を離れる可能性が大きい)
上記の部分を審判員がどのように見るかで、「投手の投球をリーガルと見るか、イリーガルと見るか」
になります。
逆に「その投手が、投球動作中に軸足が離れなければ、どのような軸足の置き方でも良い」と
と言うことが基本です。
>野球規則書P13、良い例として紹介の軸足の位置が図示されています。
>この姿勢から軸足を投手板に触れた状態で投球することはまず不可能です。
図面からの判断ではなく、実際の投球について上記を判断してください。
審判大好きさん こんにちは
>であれば問題無いと思っています。
>理由は軸足の踏みかえではなく、
>一連の動作との判断です。
上記の判断は、規則書のどこにも記載がありません。
攻撃側 監督から抗議があった時の審判員の説明としては
あくまでも「投球動作中に軸足が投手板から離れていません」と回答をお願いします。
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5:素人コーチ
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2018/10/27 (Sat) 18:31:19
host:*.spmode.ne.jp
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小川さま、お礼が遅くなり申し訳けございません。正直、安心しました。自身の勉強不足を反省しております。
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6:ノボル
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2018/11/15 (Thu) 22:46:28
host:*.ocn.ne.jp
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こんにちは ノボルです。よろしくお願いします。
素人コーチさま
審判大好きさま
遅ればせながら一緒に勉強させてください。
>(1)は「投手の手からボールが離れるまで」と言うのが、アマチュア規則委員会の規則解釈です。
> (現実的な事はさて置き、あくまでも規則解釈です。)
小川様 かっこの中は次の様な事例ですか?
SH千賀投手の映像です
https://www.youtube.com/watch?v=00Z3Q5YzzKc
身体全体をフルに使った素晴らしいフォームだと思いますが、
「リリースの手前から軸足がプレートから離れています!」
次はMLBの前田健太投手の画像データです。
https://89bible.com/baseball-progress-3108-2/
こちらも腕がトップに来る前に軸足がプレートから離れています。
(事例の提出は控えますが)少年野球学童でも同様のフォームで投げる素晴らしい投手がいますよ。
正直、ベンチ側(指導者)の見解としては捕手側に離れる事例には目をつむって欲しいです(笑)
あくまでも日本のアマチュア規則の解釈は、受け入れた上です。
宜しくお願いします。
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7:審判部 小川
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2018/11/17 (Sat) 14:54:05
host:*.zaq.ne.jp
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こんにちは 審判部の小川です。
「正しい投球姿勢」と言う観点から「投球姿勢」を見た場合
投稿された映像のようなフォームで投球しても、まったく問題は無いのですが
やはり規則の盲点を利用する輩が出てくるので、規則委員会も「文言通り」との見解を
出さざるを得ないのでしょう。
マイアミ マーリンズ所属のカーターキャップス投手の映像です。
https://www.youtube.com/watch?v=kYKI9kRcJbM
この事があって、より以上に「投手板の軸足」に対してうるさくなったようです。
(2018年度 規則改正 5.07(a) 原注改正)
審判員の目は「スロー再生」は出来ないので、見た目の解釈を説明するしかないのですが
それが「投球動作中に軸足が投手板から離れていません」と言う事になってしまうのです。
「規則上の言い訳しか出来ない審判員」可哀想な立場です。
そこが (現実的な事はさて置き、あくまでも規則解釈です。)となります。
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8:ノボル
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2018/11/20 (Tue) 16:25:18
host:*.nttpc.ne.jp
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こんにちは ノボルです。よろしくお願いします。
小川様、ご解説ありがとうございました。
5.07(a)【原注】・・・後段
投手は投球に際して本塁の方向に2度目のステップを踏むことは許されない。
塁に走者がいるときには、6.02(a)によりボークが宣告され、走者がいないときには、
6.02(b)により反則投球となる。
「輩」が出現したことにより(笑)、軸足でステップする事が違反と明文化されたんですね。
「2度目のステップを踏むことは許されない」・・・2度目とは?少し引っかかります
規則では「自由な足を踏み出す」とあるのでステップ(踏み出すこと)は、
1度しか出来ないと言うことだと理解しましたが
キャップス投手は、1度目を軸足でステップして、2度目のステップは自由な足を踏み出して投球しましたが、そこを規制する規則が無かったということでしょうか。(笑)(笑)
只、オフィシャルベースボールルールズは今回の改定でも
軸足については、
「投球に関連する動作を開始」するまではプレートに触れていることを求めていますが
「投球に関連する動作を開始した後の軸足の位置」はどこでも良い・・・
つまりリリース時に軸足がプレートに触れている必要は無い。と読めます。
あくまでもアメリカの話ですが・・・・
MLBでも、投球に関連する動作を起した後、まさか軸足をステップして移行するとは想定外だったのでしょうね(笑)
日本には、「規則解釈」から生まれた「独自の規則」が存在していますよね。
それを盾に、結構上から物を言われる方もおられますし・・・・(泣)
>「規則上の言い訳しか出来ない審判員」可哀想な立場です。
日本のアマチュア審判さんがご苦労されている所以ですね。
最近は、だいぶ減って来た様に思いますが指導者側にも同じ様なことがあります。(_ _;
ありがとうございました。