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1:ノボル
:
2018/03/31 (Sat) 17:59:05
host:*.nttpc.ne.jp
-
こんにちはノボルです。ご無沙汰しております。
いよいよ野球シーズンも開幕し、今年も頑張るぞ!と気持ちを引き締めております。
今シーズンも宜しくお願いします。
さて、今回は昨日、学童野球予選であったプレーです。
(ノボルは、当事者から話を聞いただけでその場にはいませんでした)
1死2塁3塁内野前進守備です。
投手が投手板上から遊撃手に牽制(送球)し
遊撃手は牽制球を捕球後、自身の守備位置より更に3塁寄りにリードしていた
2塁走者にタッグしました。
主審がボークを宣言し、1死3塁で再開しました。
6.02aボーク
(4)
投手板に触れている投手が走者のいない塁へ送球したり送球する真似をした場合。
ただし、プレイの必要があれば差し支えない。
【原注】
投手が走者のいない「塁」へ送球したり、送球するまねをした場合、審判員は、
それが「必要なプレイ」かどうかを、
走者がその塁に進もうとしたか、あるいはその意図が見られたかで判断する。
アウトに出来たとすれば必要なプレーだと思いますが、
原注の「必要なプレー」は、
塁間のベースパス上ならどこでも起きる可能性があると思います。
ノボルは、そのプレーが必要なプレーであればボークではないと理解していますが、
この場合は、一旦プレートを外す必要があるのでしょうか?
ご教授宜しくお願いします。
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2:ノボル
:
2018/04/06 (Fri) 18:38:23
host:*.nttpc.ne.jp
-
こんにちは、ノボルです。よろしくお願いします。
レスが付きませんが、同様の事例が他にもありましたのでご紹介します。
例)A
走者二塁 遊撃手が2塁に牽制に入ろうとしましたが、ベースの1メートルほど手前でボールを受けました。
結果は、セーフでしたが主審がボークを宣言し走者3塁で再開しました。
(理由は、遅延行為との説明でした)
例)B
1死走者二塁三塁の場面でピックオフプレーとして三塁手が早めに前進守備体制となり3塁走者は安心して大きくリード。
その隙を突いて遊撃手が三塁に牽制に入りましたがセーフ。
ここで、主審から牽制に入ろうとしている遊撃手が塁に入っていなければ(三塁ベースより離れていれば)
ボークをとりますと注意を受けました。(審判の注意行為の是非は別として)
どちらの事例も走者にリードがあり、守備側のタッグ行為があれば、必要なプレーだと考えますが、如何でしょうか?
ご教授お願いいたします。
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3:審判部 小川
:
2018/04/06 (Fri) 23:42:50
host:*.zaq.ne.jp
-
こんにちは 審判部の小川です。
ノボルさん お久しぶりです。
>レスが付きませんが
ノボルさんの投稿が掲示板に表示されたのは「2番目の投稿」の時です。
1番目と2番目が同時に表示されましたが、何か投稿に不具合はありませんでしたか?
話を戻して、少し難しくなりますが・・・
>(ノボルは、当事者から話を聞いただけでその場にはいませんでした)
>1死2塁3塁内野前進守備です。
「前進守備の内野手」は走者にタッグするよりも「得点を防ぐ事を優先する」と言う行為に基づいて
守備位置を走者よりも前に位置することが多いと思います。
つまり、守備位置が走者より前に位置していて、投手がその内野手に送球した時にその送球が「牽制と見なすか
どうか」が審判員の判断になります。
規則 6.02(a)4 は今回の質問内容の根拠となる規則の条文ではなく、「走者のいない塁への送球」
を、投手が行ったときに審判員の判断基準をどのようにするかを説明しています。
但し 似ている部分もあります。それは「プレイの必要性」です。
投手が「塁に入ろうとしている野手への送球、走者にタッグしようとしている野手への送球等」は共に
「必要なプレイがそこに存在している」と言えます。
なのでその事を総じて「牽制球と見なせるか否か」が焦点です。
牽制球とは=走者をアウトにしようとする投手または捕手からの送球です。
(投手の場合、軸足の場所は関係ありません)
今回の場合はアマチュア野球内規に記載の
⑪ 投手の遅延行為
走者が塁にいるとき、投手が投手板から軸足をはずして、走者のいない塁に
送球した(送球するマネも含む)場合、または、投手板上からでも軸足を投手
板からはずしても、塁に入ろうとしていない野手に送球した場合には、投手の
遅延行為とみなす。(規則 6.02a(4)、6.02a(8)、6.02c(8))
上記を審判員が適用されたのではと思います。
この規則には「競技者必携 規則適用上の解釈 10 」に以下のように記載があります。
(10)投手の軸足が、投手板上か投手板をはずしたかに関係なく、本来の守備位置にいる野手に送球した場合に
その送球がけん制と見られない場合は、ボークが宣告される。(規則 6.02a(4)、6.02a(8))
つまり今回の場合
「走者をアウトにしようとする「プレイの必要性」が存在していると、審判員が判断した場合は
今の送球は「牽制球」と見なしボークを宣告してはいけない」
と言うことです。
その点のところを審判員がどのように判断したかで判定が変わってきますので、実際のプレイを見ないと
判断が付きにくい所でもあります。
でも ノボルさんは良く勉強されていると感心します。
今後も規則の鋭い突込みをお願いします。
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4:ノボル
:
2018/04/07 (Sat) 22:44:24
host:*.ocn.ne.jp
-
こんにちはノボルです。よろしくお願いします。
>1番目と2番目が同時に表示されましたが、何か投稿に不具合はありませんでしたか?
それが ノボルのPCには普通に表示されていましたので、
わかりませんでした。(汗;)m(_ _)m もし、またあれば次は気を付けます。
話を戻します。
アマ内規にあったのですね。すっきりしました。
アマ内規がすぐに出てくるレベルには、マダマダの未熟者です。
試合中に審判のジャッジに規則適用の疑問を持っても、
根拠がどこに記載されているかを即座に示すのは難しいですネ(笑)
これからもよろしくお願いします。
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5:ノボル
:
2018/04/07 (Sat) 23:05:20
host:*.ocn.ne.jp
-
こんにちはノボルです。よろしくお願いします。
追加でもうひとつご教授お願いします。
>牽制球とは=走者をアウトにしようとする投手または捕手からの送球です。
>(投手の場合、軸足の場所は関係ありません)
この牽制球の定義は、どこに記載があるのでしょうか?
よろしくお願いいたします。
-
6:審判部 小川
:
2018/04/07 (Sat) 23:49:47
host:*.zaq.ne.jp
-
こんにちは 審判部の小川です。
>牽制球とは=走者をアウトにしようとする投手または捕手からの送球です。
>(投手の場合、軸足の場所は関係ありません)
すいません「牽制球の定義」はどこにも記載はありません。
野球のプレイの中で「pick off play」を行うときに送球する球を「牽制球」としています。
その「pick off play」とは「塁上の走者をアウトにしようとする【狙う】プレイ」なので
それが出来るのは「投手と捕手」しかいない事を私的に説明したものです。
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7:ノボル
:
2018/04/09 (Mon) 12:37:31
host:*.nttpc.ne.jp
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こんにちはノボルです。宜しくお願いします。
「牽制球」や「pick off play」が規則書か準ずる何かにあれば、
他の方にも理解しやすいと期待しましたが・・・
でも、小川様の言われる通りだと思います。改めて整理できました。
ノボルは、
『走者の動きに関連したプレイになっていれば、守備体制にある野手に送球してもボークではない。
例えば、2塁走者が遊撃手の前に出てきた。遊撃手に送球するのは可。
だが、定位置の2塁手に送球すればボークである』
「塁に入ろうとしない定位置の野手に送球してもそばに走者がいれば、ボークではない。」
「走者のいる塁で野手がベースに入っていない場合、ベース上に送球してもボークでは ない。
“遅延行為”ではないということである」
と理解していましたが、説明するのに根拠が少なかったので・・・
と、言うことでノボルも「牽制球」と「遅延行為」についてはもう少し勉強してみます。
ありがとうございました。
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8:審判部 小川
:
2018/04/09 (Mon) 21:58:42
host:*.zaq.ne.jp
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こんにちは 審判部の小川です。
ノボルさんの仰る上記「3項目」共にボークではありません。
私共の審判員にもいつも説明している内容です。
規則の根拠は「プレイの必要があるから」です。
但し「プレイの必要を判断するのは審判員です」
審判員が「プレイの必要性」をどの程度理解しているかで、判定も変わってくると思います。
ピックオフプレイですから「走者との距離や捕球後の間」も大事です。
規則の文面だけでは中々状況がつかみ難いので、実際のプレイで勉強することが何よりも重要です。
野球の規則は奥深いので、いつまでも勉強が必要ですね。(精進精進!)
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9:ノボル
:
2018/04/10 (Tue) 17:28:06
host:*.nttpc.ne.jp
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こんにちはノボルです。よろしくお願いします。
>但し「プレイの必要を判断するのは審判員です」
>審判員が「プレイの必要性」をどの程度理解しているかで、判定も変わってくると思います。
ジャッジは審判員のマターであることは十二分に承知しております。
若い頃は、知っていると他人にも同じレベルを求めたくなりがち(な やな奴)でしたが、
今のノボルは、違います(笑)
規則の意味を知ることが楽しく、見分けられるともっと楽しくなりました。
先日も甲子園で日本航空の左投手の牽制球を一塁スタンドから観戦していて
「アッ今のおかしい!」と思ったら一塁審判がボークを宣告。
これは、ほんとに楽しかったですね(笑)
学童の審判員さんは、そんなに厳格にする必要は無いと考えますが
小川様のように基準を明確にして望まれるとジャッジしておられても楽しいのではと思います
>ピックオフプレイですから「走者との距離や捕球後の間」も大事です。
>>つまり、守備位置が走者より前に位置していて、投手がその内野手に送球した時に
>>その送球が「牽制と見なすかどうか」が審判員の判断になります。
ここまで、やっていただけると子供達にリーガルとイリーガルの境界部分を練習で教えられます
ベンチもゲームに安心して集中できますから、
今よりもレベルアップした内容で試合ができるんじゃないかとも思います!
ちょっと愚痴になりましたが
規則の疑問点は簡単に明確に表現出来るよう
これからも精進して参りますので宜しくお願いいたします。
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10:お父さん審判:
2018/07/31 (Tue) 18:41:08
host:*.hyogo.lg.jp
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はじめましてお父さん審判です。通りすがりですがよろしくお願いします。
文中で、下記の2つはボークではないとありますが、セットポジションの状態からの牽制でも、
ボークではないのでしょうか。というのも、
規則5.07a(2)に、
(2) セットポジション
投手は、打者に面して立ち、軸足を投手板に触れ、他の足を投手板の前方に置き、
ボールを両手で身体の前方に保持して、完全に動作を静止したとき、セットポジションを
とったとみなされる。この姿勢から、投手は、
① 打者に投球しても、塁に送球しても、軸足を投手板の後方(後方に限る)に外してもよい。
とありますので、塁に投げなければならないとボークになると思うのですが、
そのあたりについてどうかご教示くださいますようお願いいたします。
記
『走者の動きに関連したプレイになっていれば、守備体制にある野手に送球してもボークではない。
例えば、2塁走者が遊撃手の前に出てきた。遊撃手に送球するのは可。
だが、定位置の2塁手に送球すればボークである』
「塁に入ろうとしない定位置の野手に送球してもそばに走者がいれば、ボークではない。」
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11:ノボル
:
2018/08/01 (Wed) 12:39:26
host:*.nttpc.ne.jp
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お父さん審判さんこんにちは
ノボルと申します。レスが伸びて嬉しいです!宜しくお願いします。
規則については、小川様より、ご回答があると思いますので、
それまでの間ノボルも一緒に勉強させて下さい。
>① 打者に投球しても、塁に送球しても、軸足を投手板の後方(後方に限る)に外してもよい。
>とありますので、塁に投げなければならないとボークになると思うのですが、
一般的には、そのように解釈しておられる方が多いと思います。(指導者、ご父兄様も含めて)
つまり・・・
「塁上」に位置しない野手に送球する=「遅延プレー」=「ボーク」とヒモ付けられています
ですが、ルール上では
「必要なプレー(走者をアウトにする行為)」だと審判が認めればリーガルになります。
例えば他にも「塁上に位置しない野手」に牽制球を送球しても良い場合があります
走者1塁・3塁の状況(学童でよくあるプレーですが)
投手がセットポジション中に1塁走者が2塁に走り出した場合も
(直接送球する野手の方向にステップしなければなりませんが)
投手板上から塁に入っていない2塁手に牽制(送球)してアウトにする事もでるようです。
「ようです」とぼかしたのは、そのプレーが起きた時に
正しいプレーだと認められるか否かは、
そのゲームの審判をされている方の力量によるからなんです。
いかがでしょうか?
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12:審判部 小川
:
2018/08/01 (Wed) 16:30:21
host:*.eonet.ne.jp
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こんにちは 審判部の小川です。
お父さん審判さん始めまして。
ご質問ありがとうございます。
>『走者の動きに関連したプレイになっていれば、守備体制にある野手に送球してもボークではない。
>例えば、2塁走者が遊撃手の前に出てきた。遊撃手に送球するのは可。
>だが、定位置の2塁手に送球すればボークである』
>「塁に入ろうとしない定位置の野手に送球してもそばに走者がいれば、ボークではない。」
規則5.07a(2)を読んでいると「塁に向かって送球する」事が要求されるように見えますが
「走者をアウトにするプレイが、その送球に秘められている場合を『牽制球』と言います」
「塁に送球するプレイは『牽制球』の代表的なプレイ」ですが、
『牽制球』には「走者に近い野手に送球し、アウトにするプレイも含まれます」
①「送球とタッグプレイが一連のプレイとして審判員に判定されれば」立派な『牽制球』です。
この規則の解釈には前文に記載しました「競技者必携 規則適用上の解釈 10 」
(10)投手の軸足が、投手板上か投手板をはずしたかに関係なく、本来の守備位置にいる野手に送球した場合に
その送球がけん制と見られない場合は、ボークが宣告される。(規則 6.02a(4)、6.02a(8))
ーーーーーーーーーーーーーーーー
上記の部分が規則解釈になっています。
つまり 『牽制球』と解釈する根拠が「必要なプレイ」①と判断された時です。
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13:お父さん審判:
2018/08/01 (Wed) 18:18:44
host:*.hyogo.lg.jp
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ノボル様、審判部田中様
早速のご返信ありがとうございました。
まだスッキリといかない部分がありますので、ご面倒ですがもう少しお付き合いください。
何卒よろしくお願いいたします。
1 続きの質問で恐縮です。
投手板に軸足を置いているピッチャーが牽制をする場合、足を踏み出さなければいけない方向は塁ではなく、
送球先の野手(ほぼ、ランナーと同じ方向だと思います)でよろしいのでしょうか。
2 野球規則の6.02(a)(8)と6.02(c)(8)について勉強させてください。
両者はともに遅延行為に関する規定だと思います。これら2つの想定する状況ですが
(a)はランナーがいることが前提で、(c)はランナーの有無は無関係に思えます。
とすればランナーがいた場合はどちらを適用すればいいのでしょうか。
私の勝手な解釈は、(a)の原注に、「本項は、6.02(c)(8)により警告を発せられたときは、適用されない。
ピッチャーが遅延行為を繰り返して6.02(c)(8)により試合から除かれた場合には、あわせて本項のボークも課せられる。」
とありますので、(a)の規定は、(c)の規定を適用して警告され、なおかつ試合から除かれたときにボークを課しますよ、
という風に見受けられます。なので、遅延行為があった場合は、まず警告、いうことを聞かないので試合から除いた場合に、
(a)を適用してボークを課しますよと考えるのですが、いかがでしょうか。
すいません、実際にはそのような状況にはならないと思いますので、そこまで考えなくてもいいと思われるかもしれません。
もし、よろしければ、6.02(a)と(c)の遅延行為の適用についてご教示いただければ幸いです。
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14:ノボル
:
2018/08/01 (Wed) 21:22:35
host:*.ocn.ne.jp
-
こんにちはノボルです。よろしくお願いします。
お父さん審判様
まずは、この掲示板を運営されているのは、小川様です。よろしくお願いします。
さて、ご質問の件ですが
お父さん審判さんは、どのレベルで野球に携わっておられますか?
ノボルは、学童野球の指導者としてです。
ですので、審判の事についてはど素人同然です(笑)
その上で、
>投手板に軸足を置いているピッチャーが牽制をする場合、足を踏み出さなければいけない方向は塁ではなく、
> 送球先の野手(ほぼ、ランナーと同じ方向だと思います)でよろしいのでしょうか。
しいて言えば、規則では
投手が牽制球を投げる場合は目標に向かって踏み出すことを求めています。(5.07、6.02)
したがって「塁」の場合は「塁」、「野手」が目標の場合は「野手」に向かって踏み出してください。
>もし、よろしければ、6.02(a)と(c)の遅延行為の適用についてご教示いただければ幸いです。
「適用」は、審判さんにお任せします。
ただ、6.02(c)は、「故意にキャッチボールをして意図的に試合を長引かすな!」
警告にも関わらず、行為を繰り返した場合は投手を試合から除き、
走者がいる場合は、合わせてボークを適用します。
ということと理解しています。
昔昔、サスペンデットとか、タイムアップで次のイニングに入りたくない場合に使っていた
作戦だと思います。
今は、あまり関係ないかと・・・気にしなくてよいのではないかと思います。
いかがでしょうか。
-
15:お父さん審判
:
2018/08/02 (Thu) 01:29:29
host:*.panda-world.ne.jp
-
まず最初に小川様、お名前の間違い、大変失礼いたしました。
また、ノボル様、ご指摘をいただきありがとうございます。
以後気をつけますので、ご容赦賜りますようお願いいたします。
さて、ノボル様、私は名前の通り学童のお父さん審判をしております。
小学生相手ではありますが、いつも「公正かつ安定なゲームコントロール」を胸に審判をしております。
実は選手としての経験はゼロで、野球に関してはお恥ずかしながらまったくの素人です。
そんなわたしからのご質問ということで、トンチンカンなところがございましたらお許しください。
>昔昔、サスペンデッドとか、タイムアップで次のイニングに入りたくない場合に使っていた作戦だと思います。
>今は、あまり関係ないかと...気にしなくてよいのではないかと思います。
昔のことが分からず、どうしても書いてあることに目がいってしまいがちですなため、変なご質問になってしまいました。
気にしなくてよい、というお言葉で胸のつっかえが取れた気がします。
また、お邪魔させていただくかもしれませんが、その節はどうぞよろしくお願いいたします。
この度はどうもありがとうございました!
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16:ノボル
:
2018/08/02 (Thu) 10:12:24
host:*.nttpc.ne.jp
-
こんにちはノボルです。
お父さん審判さま
>昔のことが分からず、どうしても書いてあることに目がいってしまいがちですなため、
>変なご質問になってしまいました。
全々、大丈夫ですヨ!!
ノボルも昔の事は、古い掲示板等から少し読みかじったぐらいです(笑)
ですので、一緒に勉強させて下さい。
>気にしなくてよい、というお言葉で胸のつっかえが取れた気がします。
ノボルは、気になった事は、遠慮せず納得するまで書き込まれて良いかと思っています。
とは言え、やはり「実際の事例」が無ければ、単にルールクイズみたいになってしまいますよね(・・;)
お父さん審判さん
>>もし、よろしければ、6.02(a)と(c)の遅延行為の適用についてご教示いただければ幸いです。
これは、何か事例があっての事ではないかと思いますが、どうでしょうか?
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17:お父さん審判
:
2018/08/02 (Thu) 12:59:53
host:*.hyogo.lg.jp
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ノボル様ありがとうございます。
お言葉に甘えて、もう少し勉強させてください。
規則のお話をさせていただいておりますので、一応自分のためにも再度掲示させてください。
6.02ピッチャーの反則行為
(a)ボーク
塁にランナーがいるときは、次の場合ボークとなる。
(8)ピッチャーが不必要に試合を遅延させた場合。
「原注」本項は、6.02(c)(8)により警告を発せられたときは、適用されない。
ピッチャーが遅延行為を繰り返して6.02(c)(8)により試合から除かれた場合には、
あわせて本項のボークも課せられる。5.07(c)は、塁にランナーがいないときだけ適用される。
(c)ピッチャーの禁止事項
ピッチャーは次のことを禁じられる。
(8)バッターがバッタースボックスにいるときに、キャッチャー以外の野手に送球して
故意に試合を遅延させること。ただし、ランナーをアウトにしようと企てる場合は除く。
「ペナルティ」審判員は一度警告を発し、しかもなお、このような遅延行為が繰り返されたときには、そのピッチャーを試合から除く。
遅延行為についてはアマチュア野球内規(2018)の(11)に規定がありますので、それに該当する行為があった場合
6.02(a)か6.02(c)のどちらを適用するのでしょうか。事例としては次のようなものが考えられます。
<事例>ノーアウトランナー2塁、バッターはボックス内にいる場合。ピッチャーは投手板を外し、特に動きのない2塁手に向けて山なりのボールを投げた。
この場合、(a)も(c)も該当すると思うのですが、(a)であればボーク、(c)であれば警告だけ((c)で警告を発したのであれば、
(a)(8)の原注により、ボークは課されないため)ですから、その後の処置が異なると思うのです。
(a)と(c)の場合分けをしても、事例のように重なる部分が出てきますが、(c)については今の野球ではあまり関係ないということを
教えていただきましたので、ランナーのいる遅延行為は(a)の適用で、即ボークということでいいのかなと考えると、気がだいぶん楽になりました。
野球規則については競技者必携や内規などがあり、複雑なのが悩みの種でして、こうやっておすがりしているところです。
通りすがりにもかかわらず、ご丁寧にご対応いただき恐縮です。本当にありがとうございます。
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18:審判部 小川
:
2018/08/02 (Thu) 16:56:21
host:*.eonet.ne.jp
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こんにちは 審判部の小川です。
ノボルさんから既にレスが付いておりますが
>投手板に軸足を置いているピッチャーが牽制をする場合、足を踏み出さなければいけない方向は塁ではなく、
>送球先の野手(ほぼ、ランナーと同じ方向だと思います)でよろしいのでしょうか。
>しいて言えば、規則では
>投手が牽制球を投げる場合は目標に向かって踏み出すことを求めています。(5.07、6.02)
>したがって「塁」の場合は「塁」、「野手」が目標の場合は「野手」に向かって踏み出してください。
ノボルさんの回答どおりです。(ありがとうございます)
さて 下記の件についてですが
お父さん審判さんは、相当に規則書を読んでおられるはずです、でないとこの矛盾点には気が付かないと思います。
長くなりますが、先ず下記の規則の【 】の内容ですが「アマチュア野球では適用しません」
(a)ボーク
塁にランナーがいるときは、次の場合ボークとなる。
(8)ピッチャーが不必要に試合を遅延させた場合。
「原注」本項は、6.02(c)(8)により警告を発せられたときは、適用されない。5.07(c)は、塁にランナーがいないときだけ適用される。
【ピッチャーが遅延行為を繰り返して6.02(c)(8)により試合から除かれた場合には、
あわせて本項のボークも課せられる。】
(c)ピッチャーの禁止事項
ピッチャーは次のことを禁じられる。
(8)バッターがバッタースボックスにいるときに、キャッチャー以外の野手に送球して
故意に試合を遅延させること。ただし、ランナーをアウトにしようと企てる場合は除く。
「ペナルティ」審判員は一度警告を発し、しかもなお、このような遅延行為が繰り返されたときには、
【そのピッチャーを試合から除く。】
アマチュア野球では、①走者がいない場合に、遅延が繰り返された時は「ボール」を宣告です。
②走者がいる場合は「アマチュア内規⑪を適用してボークとします」
他にこういう規則もあります。
アマチュア野球決定事項(6.02a8)の運用について
走者がリードしていないにもかかわらず、たとえば投手が塁へ、〝山なり〟のゆるい〝牽制球〟を投げる行為は、牽制球とは見なしがたく、
「投手の不必要な試合の遅延行為」に該当しボークとなる。
<事例>ノーアウトランナー2塁、バッターはボックス内にいる場合。ピッチャーは投手板を外し、特に動きのない2塁手に向けて山なりのボールを投げた。
②を適用してボークを宣告です。
「公認野球規則」はプロ野球で適用している規則であり、アマチュアは違う規則を適用する事例が多くあります。
ここで気をつけて欲しいのは、同じく
<事例>ノーアウトランナー2塁、バッターはボックス内にいる場合。ピッチャーは投手板を外し、特に動きのない2塁手に向けて山なりのボールを投げた。
プロでは6.02(c)(8)を適用です。一度 警告をし、尚 繰り返されれば、退場とボークです。
何故なのか?
<事例>の場合 プロではボークを適用しないからです。(プロ野球の規則です)
この事はあまり知られていません。(プロ野球ではそんなプレイを特に重要と見ていないのか?)
アマチュアは「規則に忠実、不正は正す、曖昧な事は取り締まる」方向ですから <事例>が「遅延行為でボーク」と言われても
皆「納得」してしまうのですが、これはこれで良い事だと思います。
この件は過去に私も疑問に思い、調べて分かったことです。いかがでしたでしょうか?
あくまでもアマチュア野球としての規則を優先と考えて判定をお願いします。
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19:お父さん審判
:
2018/08/02 (Thu) 18:15:43
host:*.hyogo.lg.jp
-
小川様
プロとアマチュアの違いも含めてご説明いただきましてありがとうございました。
これでだいぶすっきりしましたが、心の中を晴天にするために、最後にもう一つだけご教示ください。
アマチュアでは、「ランナーがいて、バッターがバッターボックスにいる場合」で、6.02(b)を適用せず、6.02(c)を適用する事例、
つまり、ボークではなく警告とする場合はない、と考えてもよろしいでしょうか。
もし、あるのであれば、こんな場合という事例を教えていただけましたら幸いです。
引っ張ってばかりで本当に申し訳ありません。
ノボル様の「気になった事は、遠慮せず納得するまで書き込まれて良いかと思っています。」の一文に甘えてしまっています。
ありがとうございます。
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20:審判部 小川
:
2018/08/02 (Thu) 22:20:43
host:*.zaq.ne.jp
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こんにちは 審判部の小川です。
>アマチュアでは、「ランナーがいて、バッターがバッターボックスにいる場合」で、 6.02(b)を適用せず、6.02(c)を適用する事例、
>もし、あるのであれば、こんな場合という事例を教えていただけましたら幸いです。ーーーーーーーーー
6.02(a)(8)を適用せず、6.02(c)(8)を適用する事例ですね。
事例はありません。
>つまり、ボークではなく警告とする場合はない、と考えてもよろしいでしょうか。
はい そうです。
アマチュア野球では、走者がいる場合は、「警告ではなくボーク」を宣告します。
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21:審判部 小川
:
2018/08/03 (Fri) 09:40:36
host:*.eonet.ne.jp
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こんにちは 審判部の小川です。
投稿場所(『正規の投球姿勢』NO 5 になっていました)を間違っておられるようなので転載します。
5 名前:お父さん審判 2018/08/03 (Fri) 09:06:05
小川様、ノボル様、
通りすがりのお父さん審判に、アドバイスをいただきありがとうございました。
明日からまた審判三昧ですが、公正かつ安定したゲームコントロールを胸に頑張ります。
また、お聞きするかもしれませんが、その節はまたよろしくお願いいたします。
ありがとうございました!
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22:お父さん審判
:
2018/08/03 (Fri) 10:24:33
host:*.panda-world.ne.jp
-
小川様、
お恥ずかしい限りです。
お手数おかけして申し訳ありません。
心からお詫び申し上げます。
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23:ノボル
:
2018/08/03 (Fri) 12:37:37
host:*.nttpc.ne.jp
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こんにちはノボルです。宜しくお願いします。
お父さん審判さま、疑問は晴れたようで良かったですね。
又ご一緒に、勉強させて下さい。
小川様
実は、遅延行為による制裁は、
初回 「警告」
繰り返されたら「ボーク」
だと間違って認識しておりました。
改めて、勉強させて戴きました。ありがとうございました。
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24:審判部 小川
:
2018/08/03 (Fri) 15:05:33
host:*.eonet.ne.jp
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こんにちは 審判部の小川です。
それでも問題は無いのですが・・・
本来「ボーク」である行為が、1回目は「警告」で済むとなると・・・。
最終回 裏 1-0。
後攻の攻撃 2アウト走者 3塁 塁に入っていない(動きも無い)3塁手に投手が送球。
審判員タイム「警告」。プレイ後 打者は内野フライで終了。
本来は「投手の不必要な遅延行為」として「ボーク」として同点になる場面。
この「警告」が意味するところは何なのでしょう?
アマチュア野球の場合 トーナメント試合が主流です。
これで試合が負けると審判員もつらいです。
私共でも過去に、5年生の試合に関して、大会規定で「ボークはどのような場合も、1回目は警告、2回目からはボーク」と
言う時代がありました。(揉めることが度々あり、無くしました)
なので「ボークの前の警告」は無いほうが無難です。