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1:素人コーチ
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2015/05/18 (Mon) 20:33:35
host:*.spmode.ne.jp
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初歩的な質問かもしれませんがよろしくお願いいたします。
少年野球の試合で、こんなプレーがありました。走者2塁で打球は2塁ベース付近への小フライとなりましたが、この時打球を追った遊撃手と2塁走者がぶつかり両者転倒しました。このケースは守備妨害でしょうか?走塁妨害でしょうか?
因みに、走者とぶつからなくても遊撃手がこの打球に追いつくことは難しかったと思います。
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2:審判部 小川
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2015/05/20 (Wed) 01:51:52
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こんにちは 審判部の小川です。
素人コーチさん こんにちは。
先ず素人コーチさんに質問です。
①素人コーチさんは審判員として試合に参加されていましたか?
②どちらかのコーチとして試合に参加、または観客として見ていましたか?
①の場合は審判員としての判断をお願いします。
②の場合は客観的に見てどうだったかの判断をお願いします。
では本題に入ります。
>打球は2塁ベース付近への小フライとなりましたが・・・
先ず打球を処理するのにふさわしい守備者は
ショートだったのでしょうか?それともセカンドだったのでしょうか?
ショートであったと判断されたのなら、打球を処理するのにふさわしい野手を妨害したので「守備妨害」です。規則7.08(b)
セカンドであったと判断されたのなら、打球を処理するのにふさわしくない野手と接触したので「走塁妨害」です。規則7.09(j)
どちらも審判員の判断に一任されます。
もう一度状況を整理してみてください。
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3:素人コーチ
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2015/05/24 (Sun) 18:31:16
host:*.spmode.ne.jp
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小川さま、お世話になります。
私は、ネット裏から観戦していました。
遊撃手は打球に反応し、移動しただけのように感じましたので、小川さまが言われています、打球を処理するのにふさわしい野手ではなかったと思います。
では、打球を処理するのにふさわしい、あるいは、ふさわしくないの判断の基準は何でしょうか?
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4:審判部 小川
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2015/05/25 (Mon) 15:56:39
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こんにちは 審判部の小川です。
>では、打球を処理するのにふさわしい、あるいは、ふさわしくないの判断の基準は何でしょうか?
審判員から見て
*打球に対して守備する野手の中で、最も打球処理に妥当な一人を決定し、その野手に触れた場合に妨害を宣告します。
つまり「今の打球に対して、どの野手が追いつき打球処理が出来たと判断できるか」です。
問題は既に妨害されて、転倒している場合に打球に対して守備できていたかどうかをその時点で
判断しないといけないので、審判員の裁量が試され、瞬間的な決定が求められます。
非常に難しい場面もあるでしょうが、先ず最も良く見ていた審判員に裁定をお願いします。
今回の場合、素人コーチさんは客観的に見て「セカンドの内野手が打球処理にふさわしいと判断した」訳ですね。
では審判員の方はどう裁定されたのでしょうか?
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5:素人コーチ
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2015/05/26 (Tue) 20:54:41
host:*.spmode.ne.jp
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この試合の審判は守備妨害も走塁妨害もとらず、走塁一三塁で試合は継続しました。確かに、遊撃手 が打球を処理することは難しかったと思います。
だから、守備妨害ではなく、走塁妨害の可能性があるため審判員が集まり、妨害がなければ進めたと思われる塁まで進める。
このような解釈で宜しいでしょうか。
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6:審判部 小川
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2015/05/26 (Tue) 23:50:45
host:*.infoweb.ne.jp
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こんにちは 審判部の小川です。
そうですか、審判員は成り行きにしてしまいましたか・・・
結果オーライってことですかね(^_^;)
審判員から見て「今の打球はショートが打球処理を行うのは難しい」と判断したのなら
守備者では無い野手と走者が接触したので「走塁妨害」と言う事になります。
オブストラクション(b)項で、プレイが一段落した時に走者に安全進塁権を与えるのですが
今回はアウトカウントが書かれていないので、走者の行動が分かりません。
情報をもう少し詳しく教えて頂けませんか?
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7:素人コーチ
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2015/05/30 (Sat) 18:09:52
host:*.spmode.ne.jp
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小川さま、お世話になります。
その時のアウトカウントですが、すみません、記憶にありません。でも、二塁走塁は確かに三塁へ向かっていました。
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8:審判部 小川
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2015/05/31 (Sun) 11:22:13
host:*.infoweb.ne.jp
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こんにちは 審判部の小川です。
>走者2塁で打球は2塁ベース付近への小フライとなりました
>二塁走塁は確かに三塁へ向かっていました。
小フライにも関わらず3塁に向かっていたのですから「2アウト」ではなかったのでしょうか?
2塁走者は打者が打った途端にスタート、ショートは捕球に向かったが、実はそのフライは
セカンドが守備するのにふさわしい守備者であった。
上記の通りであれば、前述のとおり「走塁妨害」の可能性が高いと言えます。
審判員の方にお願いしたいのは
「妨害」に関する事ですから明確に「ジェスチャーとコール」をお願いします。
先ず「守備妨害」「走塁妨害」のどちらかの宣告(シグナル)をした後、それぞれの処置をします。
「結果が一緒だから成り行きで処置した」ではいけません。
監督に分かるよう「大きな声、大きな動作」で裁定して頂ければ、裁定にも納得してもらえます。(^_-)-☆