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1:お父さん審判
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2019/11/29 (Fri) 19:13:18
host:*.au-net.ne.jp
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野球規則6.01(a)(11)において、野手(投手を含む)に触れていない
フェアボールが、フェア地域で走者に触れた場合について規定して
あります。
内野手が守備機会を失ったボールを偶然に蹴飛ばしてしまった
場合は、インプレーの状態が続くと思います。
実は、学童で球審をしていたときのことなのですが、運動場が
狭くて、その蹴飛ばしたボールがボールデッドの箇所に入り込む
ことがありました。
事例であげますと、ノーアウト1、2塁でバッターが打った打球を
ショートがはじいてしまい、偶然2塁ランナーが蹴飛ばしてしまい
蹴飛ばした瞬間は、1塁ランナーは2塁に、打者走者も1塁に
達していませんでした。
しかし、ボールデッドとなった瞬間は、2塁ランナーは3塁に
1塁ランナーは2塁に、打者走者も1塁に達していました。
ここでお伺いしたいのは、ボールデッドとするタイミングです。
ボールが実際にボールデッドとなったタイミングなのか、
ボールを蹴飛ばした瞬間なのか、はたまた全く違う時点なのか、
上記の例でいいますと、2点なのか1点なのかということ
なのですが。
どうぞご教示をお願いします。
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2:沼
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2019/11/30 (Sat) 11:58:44
host:*.ucom.ne.jp
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はじめまして。ネット上をフラフラしていたら流れ着きました。よろしくお願いいたします。
事例を拝見させていただきました。
おっしゃるように、一度内野手に守備機会のあったボールに
走者が偶然触れた場合はボールインプレイです。
そのボールがプレイングフィールドの外に出てしまったのですね。
ぴったりの規則ではなさそうですが、
やはり5.06(b)4のG項…送球がボールデッドの個所に入った場合を適用すると考えられます。
打球処理直後の内野手の最初のプレイに基づく悪送球であった場合は、
投手の投球当時の各走者の位置、
その他の場合は、悪送球が野手の手を離れたときの各走者の位置を基準として定める。
なので、この場合は、打球処理直後の内野手の最初のプレイに基づく悪送球と捉え、
「投球当時の占有塁から2個」でしょう。
つまり、1点で、無死二・三塁で再開と考えます。いかがでしょうか。
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3:審判部 小川
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2019/12/01 (Sun) 21:30:34
host:*.zaq.ne.jp
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こんにちは 審判部の小川です。
沼さんはじめまして宜しくお願いします。
返事が遅れてすいません。
まだまだ試合が残っており、寒いグランドでトイレを我慢しながらの審判です(T_T)
仰るとおり「この規則です」と当てはまるものはないですね。
私的には沼さんとは適用規則がちょっと違います。
一連のプレイは全て「ボールインプレイ」ですから
走者に触れたこと事態が「無かった」と考えます。
なので 規則 5.06(b)(4)
(F) 2個の塁が与えられる場合 — フェアの打球が、
① バウンドしてスタンドに入るか、または野手に触れて進路が変わって、
一塁または三塁のファウル線外にあるスタンドに入った場合。
つまり野手が弾いてボールデッドの箇所に入った事と同じです。
結果は同じ「投球当時の占有塁から2個」と言うことになりますが
監督には当該プレイで発生した「走者と打球の接触」が「ボールインプレイ」である事の
説明をしっかり行うことが重要です。
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4:お父さん審判
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2019/12/03 (Tue) 17:10:11
host:*.hyogo.lg.jp
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沼様、小川様
ご丁寧なご回答をありがとうございました。
仮にショートがはじかなくてショートの側方を越えて、他の内野手の守備機会のない打球を
つい蹴とばしてしまった場合であれば、投球当時の占有塁と考えればいいですね。
先週は割合暖かかったのですが、今週末から一段と寒くなりそうなので、
指先まで血が届くように気合を入れて頑張ります。
ありがとうございました。